寮設定


ここでは、俺が一日の疲れを癒やし鋭気を養う、寮について説明しよう。
ログハウス風の2階建で、屋根裏倉庫付き。
学園が経営委託しているが、実質沖波家の所有。
そう、ヒロインの一人、沖波巴の家が運営してる。なので、寮母は巴母。
1階の食堂では朝晩、寮母お手製ご飯が食べられる。親のいない俺としては、栄養管理のいきとどいた温かい食事はこの上なく有難い。寮母さんは朝から晩まで常駐し、夜の片付けが終わると歩いてすぐの家に帰る。たまに昼間に買い物に出てることもあるらしい。
2階には、ひとり部屋が10部屋あり、数人の寮生が居るはずなのだが、何故かあまり出会わない。出会わないといえば、夕食も大抵、寮母さんか巴と一緒で、ほかの寮生が居ないんだよな。ちゃんと帰ってきて食べてるらしいのだが。
部屋はユニットバス完備とはいえ狭いので、たまに羽を伸ばしに、漁港付近の銭湯に行くことも。
沖波家が近所のせいで、毎朝、巴が俺の部屋に侵入しては馬乗りになって起こしに来る。
寮から学校までは少し距離があるが、俺と巴は徒歩で通っている。途中で赤崎と自転車通学の奥岳と合流して、4人で学校へ向かうのが常。
校門前には100mくらいイチョウ並木があり、そこを抜けると校門と校舎を真正面から見ることができる。

こちらは、こんなところかな。他の2つをまだ読んでないひとは、是非読んでください。





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